MEDIAIDクリニック

MEDIAIDクリニック

MEDIAIDクリニック

「ヒザ」の痛み診療室

監修医:石橋 英明
(いしばしひであき)

医療法人社団愛友会 
伊奈病院副院⾧
整形外科部⾧

1988年東京大学医学部卒業。東大病院整形外科、三井記念病院整形外科勤務などを経て1992年に東京大学大学院入学、1996年同修了、学位(医学博士)取得。以後、米国ワシントン大学(ミズーリ州セントルイス)に留学、1999年より東京都老人医療センター(現・健康⾧寿医療センター)整形外科、2002年同医⾧、2004年より伊奈病院に勤務。人工関節手術、骨粗鬆症、関節リウマチなどを専門とする整形外科医。NPO法人高齢者運動器疾患研究所では、代表理事としてロコモや変形性関節症などに関する普及・啓発に努めている。
日本整形外科学会ロコモチャレンジ!推進協議会委員、日本整形外科学会専門医、日本骨粗鬆症学会評議員、骨粗鬆症財団理事。

ヒザの痛みを感じたら

はじめに

膝の痛みは、正しい知識を身につけることで予防や症状を軽くすることが可能です。
1950年に約410万人だった65歳以上の人口は、2020年には3600万人を超え、80歳以上の人口は1160万人となりました。
高齢者の数も増えていますが、寿命も延びています。
それぞれの年齢の人が、あと何年くらい寿命が残っているかを示す平均余命データからは、今の中高年女性は平均でも概ね90歳以上まで生きることがわかります。
男性も⾧生きすればするほど女性の寿命に近づき、男女とも90歳以上まで生きるのが当たり前という時代になりつつあります。
そして、要介護者も増えており、中でも足腰の問題を原因とする要支援・要介護者が増えています。
2019年の国民生活基礎調査では、要支援・要介護の原因は、認知症(17.6%)、脳卒中(16.1%)、高齢による衰弱(12.8%)、転倒・骨折(12.5%)、関節疾患(10.8%)で、関節疾患と転倒・骨折、つまり運動器の問題によるものを合わせると脳卒中、認知症を超えます。
年を重ねれば誰でも膝が痛む可能性がある訳ですが、膝の痛みが起こる仕組みについて正しい知識を身につけることで、早期に手を打って予防することや、痛みがある場合でも症状を軽くする事が可能になります。
ここでは中高年に多い膝関節の痛みとその構造、次に症例のメカニズムと治療、ケアについて解説いたします。
また、膝の痛みとして代表的な『変形性膝関節症』のメカニズム、治療、ケアについて分かりやすく説明していきます。

加齢に伴うヒザの痛みは、宿命!?

中高年の方で、膝痛に悩む人が多いのは、加齢とともに膝の軟骨が弱く、膝を支える周囲の筋肉が弱くなるためです。人間、歩いている限りは膝の軟骨に体重負荷がかかりますし、筋肉の収縮による圧迫力も受けます。40歳を過ぎたあたりからは、それまでと同じような仕事、生活、運動でも痛みなどの症状が現れてくる場合が増えてきます。つまり膝の痛みは、加齢による身体の変化と日常生活での負担という避けられない原因によって生じるということになり、ある程度、宿命と言えます。
さらに、女性の場合は閉経による影響もあります。

膝は負担がかかりやすい部位

膝は人間の体のなかでも、最も複雑で不安定な構造を持っています。
動きの中では支点として機能するため、負担がかかりやすく損傷が起こりがちな部位です。

体重や筋肉の圧迫による関節への負担は、サポーターを着用することで軽減が期待できます。

膝痛 代表的な症例とケア

変形性膝関節症

症例概要(症状・リスク)

軟骨の摩耗(すり減り)による炎症が痛みの原因です。進行すると、膝の動きは制限され曲げ伸ばしがしにくくなります。また軟骨の磨耗や関節変形が進むとO脚変形が生じます。

  • <初期>立ちあがり、歩きはじめ、⾧く歩くと膝が痛む(休めば痛みがとれる)
  • <中期>歩くと膝が痛み、正座、階段の昇降が困難(動作が不自由)
  • <末期>変形が目立ち、膝の曲げ伸ばしがしにくくなり、歩行も困難(日常生活が不自由)
治療・ケア

病院で行われる治療は、その他の症例と同様に<保存療法><手術療法>があります。治療法の選択は問診・診療・検査の結果をもとに重症度(進行度)に応じて行われます。最も大事なケアは、早い段階で筋力をしっかりさせ、安定した動きで軟骨の磨耗を防ぐことです。ただし痛みや腫れが見られるような急性期においては患部に負担がかからないように安静にしましょう。

変形性膝関節症のメカニズム
痛みの原因は「炎症」

軟骨に負担がかかって磨耗すると、軟骨の摩耗片(削りかす)の分解物によって関節の中で炎症が起きることが分かっています。変形性膝関節症のメカニズムは図のような具合に進行します。
大腿骨とすねの骨(けい骨)は、関節包(かんせつほう)という包みに覆われています。体重の負荷などによって軟骨がすり減ると、軟骨の細かな「削りかす」によって、関節包の内側にある滑膜(かつまく) という膜に炎症が起きます。
炎症はもともと組織を修復するための反応で、膝の場合は削れた部分の軟骨を修復するために起きるのですが、炎症の過程で、関節周囲が腫れたり、痛んだりします。また、関節は関節包に包まれた袋になっています。この袋の中に常に数ccの関節液があり、軟骨に栄養や酸素を与えています。そして関節の中で炎症がおきると、この関節液が増えます。打撲したところが腫れるのと同じ理屈です。実は、この増えた関節液がいわゆる「水」というわけです。つまり「水」は炎症の結果です。また、膝の痛みも炎症の結果といえます。軟骨や骨には神経が通ってないので、軟骨が削れたから痛いのではなく、炎症が起きることで痛みが出てくるのです。
炎症が起きた状態で軟骨に負担をかけると、さらに軟骨が削れて、それがまた炎症の元になるという悪循環に陥ります。
若い人の軟骨は白く光沢があり、弾力もあります。それが加齢とともに、軟骨は黄色くなって、徐々に弾力がなくなってきます。そうなると軟骨が摩耗しやすくなります。軟骨が摩耗し、炎症がずっと続くと、レントゲンでも分かるくらいに軟骨が減ってきます。また、骨にも影響が出て、骨が硬くなったり、余分な骨ができてきたり、骨がすり減ってきたりします。それが、変形性膝関節症です。

治療・ケア
急な痛みや腫れには、「まず安静」を

膝痛になる要因として多いのは、普段運動していない人が急に⾧く歩いたり、山登りに行ったり、運動会で走ったりするなど、日ごろ行わない急な負担をかけた時です。その負担によって膝の中で炎症が起き、痛み、腫れ、水がたまります。そうした場合、まず大事なことは、それ以上の負担をかけないことです。
普段から運動を続けている人は、痛みがあっても無理に運動を続けがちです。負担をかけたあとの痛みは、すぐに収まる程度であれば続けても構いませんが、翌日まで痛みが持ち越すようなときは、3日から1週間程度、運動を中止して、膝や筋肉を休ませてください。そして、生活の中での必要最小限の動きにしていれば、炎症が治まって痛みが徐々に引いてきます。打撲などの場合に、しばらく安静にしておくと腫れが引いていくのと同じです。痛みが減ってきたら、痛む前の半分程度の運動から再開してください。
繰り返しますが、運動の時だけ痛くて運動を終えたらすぐ消えるような痛みなら気にしなくて構いませんが、翌日、翌々日まで痛みが続くようなら、思い切って休むことが大事です。
1週間たっても治らない時は、やはり整形外科で治療を受けるべきでしょう。さきほど申し上げた炎症の悪循環に陥ってしまいますと、3か月間も「水」がたまり続けることもあります。整形外科では注射で炎症を抑えたり、薬を処方してくれたりします。

整形外科での治療は、「保存療法」と「手術療法」

変形性膝関節症は重症度(進行度)に応じて治療することが効果的です。整形外科での治療は、主に保存療法と手術療法があります。

  • 保存療法
    ①痛み止めの内服、外用薬(湿布、塗り薬)
    一般的に、痛み止めは対症療法です。ただ、通常の痛み止めは炎症を鎮める薬なので、一過性の痛みは痛み止めで治ってしまうことがあります。
    強い痛みを我慢するより、痛み止めを飲む方が身体によい場合もあります。
    ②注射(ヒアルロン酸)
    ヒアルロン酸の注射は、軟骨、関節液の重要な成分で、潤滑成分として軟骨表面の保護をします。
    ③注射(ステロイド)
    炎症を強力に抑え込み、鎮痛効果も高い治療になります。
    頻繁の使用は軟骨や靭帯を弱くしてしまいますが、2ヶ月から3ヶ月に1回なら安全です。
  • 手術療法

    多くの場合、膝の痛みは筋肉を鍛えたり、体重を落としたり、無理な負担を避けたりといった自分でできる予防・改善策を実行し、整形外科などで薬や注射などの治療で改善することが多いものです。しかし、軟骨の摩耗や骨の変化が強い場合や、O脚が強い場合、膝がまっすぐ伸びない場合などは、強い症状が慢性的に続き、なかなか良くならないことも少なくありません。こうした場合は、手術を選択することになります。

    ①人工関節手術

    変形性膝関節症に対してもっとも多く行われている手術は、人工関節手術です。日本で年間8万件の人工膝関節手術が行われています。人工関節と言うと、膝の上下で骨を切って蝶番(ちょうつがい)を付けるようなイメージがあるかもしれませんが、傷んだ関節の表面を数ミリ程度切除して、金属のかぶせものをするのが手術の内容です(関節面全体を金属に置き換える全置換術と、傷みのある片側だけを置きかえる片側置換術があります)。手術後は、翌日から数日で立ったり、歩いたりするリハビリが始まり、2週から4週程度で退院し、比較的速やかに日常生活に戻ることができます。
    人工関節は主にチタンやコバルトクロムといった金属でできています。レントゲンでは金属は白く見えます。手術後の写真の左側は、大腿骨を正面からみたもので、右側は横から写したものです。
    痛んだ軟骨や骨を数ミリ削り、そこに人工関節をはめ込みます。すねの骨の部分は、上端を水平に切って、楕円形のトレイを置きます。こうすれば、関節表面が人工物になりますので、痛みがなくなります。ちょうど、歯医者さんで虫歯を削って金属やセラミックのかぶせ物をすると、痛みなく物が噛めるようになるのと同じです。ただ、手術後しばらく経過したあとでも筋肉の張りや痛みが残る場合もあります。
    この手術は傷んだ軟骨や骨を替えることだけが目的ではなく、膝の痛みを軽くし、膝の機能を改善することが目的です。つまり、痛みがなくよく歩ける膝にすることです。

    ②骨切り術
    膝の内側に病変部があり、歩行時等には、内側に荷重がかかり強い痛みが起こり、下肢がO脚に変形してしまう(内反変形)疾患に対して行われる手術です。
    内反変形を矯正して、内側にかかる荷重を、正常な軟骨や半月板が残っている外側の関節に分散させる手術です。
    手術後は、自分自身の関節が温存されるため、可動域が改善され、スポーツや農作業等の重労働にも耐えられます。時間の経過とともに、筋力が増強し関節機能が改善することがこの手術の特徴でもあります。
    膝の変形が少ない方、可動域が良い方、重労働を行う方、スポーツをしたい方等に適しています。
    また強力な内固定材料の開発、人工骨の使用、リハビリの工夫等により、高齢者の方で骨が弱い方でも安全に行われ、年齢に制限なく行える手術であります。
    膝の下にあるすねの骨(脛骨)の一部切除や、切り込みを入れて変形を矯正します。矯正後は金属製のプレートで固定し、骨切り部には必要に応じて骨移植(自家骨や人工骨)をします。
改善・予防には、「筋力獲得」

膝痛を放置しておくと、炎症が続いて軟骨や骨が徐々に傷んできます。O脚が進行するところまでいってしまうと、軟骨への負担がさらに強まるので、なかなか元へ戻せません。まずは改善・予防として痛み始めの段階で修正することが大切です。
そこで、効果的なのは筋力をつけることです。筋肉を鍛えると、膝の痛みが緩和します。これは筋肉がしっかりすることで、関節が安定した状態で動き軟骨のすり減りを抑えられるからです。軟骨の磨耗を防ぐには、筋力を鍛えることが効果的です。膝関節に関する筋力の動きは主に3つの役割があります。

①関節を動かす
②関節を安定化させる
骨だけではバラバラに。靭帯でつながっていてもグラグラします。筋肉にしっかりおおわれることによって安定化します。
③関節面への衝撃を緩和する
調整しながら“そっと”荷重をかけることがポイントです。足がつくタイミングに合わせて、わずかに膝を曲げることにより緩衝します。筋力の増強により、この緩衝作用が働きやすくなり、関節面の負担も軽減することにつながります。
また、肥満は膝痛の重要な発症要因、進行要因になるので、太り過ぎには注意が必要です。
まず、体重の5%ぐらいを落としてください。50キロの人なら2.5キロでいいわけですから、無理な目標ではありません。無理せず、毎日運動を続けるよう心掛けましょう。
まとめ~筋力を鍛えること、しっかり安静期間をとること

変形性膝関節症の本態は、決して軟骨の摩耗だけではなく、それに伴う関節の中の炎症です。
この病気は、英語ではosteoarthritisと言い、さいごの「-itis」は炎症を意味します。直訳すると「骨関節炎」です。したがって、軟骨の摩耗をふせぎ、炎症が続かないように注意することが重要なことから、筋力を鍛えること、痛みや腫れがでた場合はしっかり安静期間をとることが、重要となります。
また、強い痛みが続いたり、まっすぐ伸びなくなったり、O脚変形が強くなると保存療法だけでは十分に歩くことができず、そのままでは筋肉や骨が弱くなってしまいます。そうした場合は、人工関節手術を積極的に検討することも大切です。
重要なことは、いつまでも自分の足でよく歩けること。変形性膝関節症の保存療法も手術療法も、このことが目的です。膝のことをしっかり知って、あなたの膝と日々の生活にお役立てください。

関節リウマチ

症例概要(症状・リスク)

両側の手首・足首や手指・足趾の関節が腫れて痛み、朝起きた時にこわばりを感じるのが典型的な発症症状です。対称性に起こる手・足の関節炎がこの病気の特徴ですが、膝・肘・股関節などの大きな関節にも広がり、進行すると痛みや変形のために日常生活に支障をきたすようになります。従って、発症早期に診断し、適切な治療を開始することが大切です。
どの年代でも起こりますが、特に20歳代から50歳代に多く発症します。病変が手や足にとどまる軽症型から全身の関節に広がる重症型まで症状は多彩です。自己免疫疾患に分類される病気ですから、関節炎の他に微熱、全身倦怠感、貧血などの全身症状を伴うことがあります。

治療・ケア
  • 保存療法

    関節リウマチ治療の主体は内服薬による治療法です。近年内服薬による関節リウマチの治療成績は飛躍的に高まり、多くの患者さんが満足のいく効果を実感されています。疾患の進行を抑制する抗リウマチ薬、免疫抑制薬、生物学的製剤、炎症を抑える非ステロイド性抗炎症薬、副腎皮質ステロイドが用いられています。この病気は進行性に関節を破壊して重篤な機能障害を引き起こし、生命予後にも影響を及ぼすことが明らかになっています。従って、診断がついたら早期から積極的な治療を行うという考えが主流になっています。適度な運動やリハビリテーションにより筋力を獲得し、関節可動域を維持することも重要です。また温熱療法などによって関節痛を緩和する方法や、関節を保護して動きを改善する装具療法があります。

  • 手術療法

    腱の断裂や脊髄の圧迫は、手術による治療が適用されます。関節破壊による膝・股・肩・指関節の変形を伴い機能的に障害が生じている場合には、人工関節置換術が積極的に行われ、良好な成績が得られています。

大腿骨内顆(膝関節内顆)骨壊死

症例概要(症状・リスク)

膝関節の内側に突発的な痛みが生じます。
大腿骨への血流が悪くなり、大腿骨の内側の荷重部(内顆)にある骨組織の一部が壊死することによって発症する病気です。
夜間に痛みが強くなるのが特徴で、中年期以降の女性に多くみられます。徐々に運動や歩行などの膝に負担のかかる動作を行うと痛みが強くなり、次第にその痛みは強くなりますが、徐々に軽減することもあります。関節面に大きな陥没ができることもあり、この場合は手術が必要になります。

治療・ケア
  • 保存療法

    ダイエットに心掛け、できるだけ杖を持って歩きます。段差、階段などで踏み外したりしないように気をつけます。手術を行うタイミングを逃さないことが大切です。

  • 手術療法

    骨壊死による関節面の陥没が深い場合や広い場合には、荷重時の痛みが強く歩行が困難になることがあります。このような場合は手術が必要となり、膝のすぐ下で骨を切ってX脚に膝の形を変える「高位脛骨外反骨切り術」や、膝関節の内側だけの関節面を人工物に換える「人工膝関節片側置換術」、膝関節の内側外側両方の関節面を人工物に換える「人工膝関節全置換術」をします。どの手術が適切かは、膝や全身の状況をみて決めることになります。

偽痛風

症例概要(症状・リスク)

痛風は、関節内に尿酸の結晶ができることにより関節炎が生じる病気ですが、偽痛風は、石灰分の結晶が関節内に沈着することによる関節炎で、高齢者に多く発症します。
関節に強い痛みがおこり、よく発熱を伴います。大半が膝関節で発生し、それ以外では肩関節、足関節などの大きな関節で発生しやすくなっています。高齢者の原因が分からない発熱が、実は偽痛風によるものだったというケースが少なくありません。
急性の偽痛風発作は数日から1週間程度でおさまります。急性痛風発作のように突然出現して自然に軽快しますが、痛風より痛みは軽度です。

治療・ケア
  • 保存療法

    まずは安静と膝関節の冷却を行ないます。消炎鎮痛剤の内服がきわめて有効で1日から数日で炎症が治まり、確実に早期に炎症を鎮めたい場合、内服ができない場合などは、膝関節腔内注射(ステロイド剤)を行ないます。

  • 手術療法

    通常手術は行わず、保存的な治療で十分回復します。

「腰」の痛み対策~サポーターのすすめ

「腰」の痛み対策
~サポーターのすすめ

監修医:夏山元伸
島脳神経外科整形外科医院副院⾧、内視鏡、腰痛センター⾧

サポーターのすすめ

監修医:夏山元伸

なかなか休めないあなたへ。腰サポーターが不安を解消。

腰が痛い時は安静が一番ですが、日常生活を休むことはなかなか難しい事です。そこで腰をサポートし、周辺の筋肉などを安静にしている状態にするのが腰サポーター(腰部固定帯)です。運動時には手軽に痛みを和らげるとともに、痛みへの不安を解消してくれます。

  • サポーターイメージ

    ①腹腔圧上昇効果

    腹部に適度な圧迫力を与えることで、腹腔圧を上昇させ腰椎への負担を軽減します。

  • サポーターイメージ

    ②姿勢制御効果

    背中側を固定することで反りすぎを抑え、腰への負担を軽くします。

  • サポーターイメージ

    ③保温機能

    腰を温めて筋の緊張を解きほぐし、リラックスさせます。

筋力をつけるために、無理せず徐々に、なるべく毎日、運動を続けるよう心掛けましょう。
また関節をサポートする、サポーター等を併用することも効果的です。

サポーターの正しいつけ方
(※MEDIAID しっかりガード腰スタンダードの場合)

  • サポーターイメージ

    ①腰部にサポーターを当てます。

    製品中央にある背当て部の中心が、背骨の中心にくるように当ててください。

  • サポーターイメージ

    ②サポーター本体で腰部を覆い、体の正面で面ファスナーをとめます。

    このとき、サポーター本体側面の伸縮部が、十分に伸びるように本体両端部を引っ張りながら、体の正面で面ファスナーをとめます。装着位置は装着図のへその位置を基準にしてください。

  • サポーターイメージ

    ③腰補強ベルトをサポーター本体にとめます。

    補強ベルトの端を両手で持ち、左右同時に適度に引っ張って、前合わせ部に面ファスナーをとめます。

腰サポーターは正しくつけてこそ、その効果を発揮します。
ポイントを押さえて正しく装着しましょう。

「腰」の痛み対策~エクササイズのすすめ

「腰」の痛み対策
~エクササイズのすすめ

監修医:夏山元伸
島脳神経外科整形外科医院副院⾧、内視鏡、腰痛センター⾧

腰痛対策エクササイズ

監修医:夏山元伸

腰痛対策エクササイズのすすめ

太っている人は減量して、姿勢や歩き方にも注意して、背骨のまわりの筋肉を鍛えないといけません。
治すためには医師任せにするのではなく、患者さん自身の「良くなろう」という意識と努力も大事です。
毎日の腰痛対策エクササイズにより筋力を獲得し、腰をケアすれば、腰痛の軽減にも予防にも効果的です。

エクササイズ①腹筋強化運動

エクササイズイメージ
~腹筋を強くする運動(10セット)~
  1. まず仰向けになって軽く膝を曲げ、手を太ももの上に置きます。
  2. 肩が床から10cm位離れるところまでゆっくり上体を起こし、姿勢をそのまま5秒間保ちます。
  3. 5秒たったらはじめの姿勢に戻ります。

エクササイズ②骨盤傾斜運動

エクササイズイメージ
~腰の反りを減らす運動(10セット)~

この運動は床に横になって安静にした際に、背中と床の間に手が入るような方に適しています。

  1. まず仰向けになって軽く膝を曲げ、腕を体の横に置く姿勢をとってください。
  2. 次に、背中と床の隙間を埋めるイメージで背中を床に押し付けてください。
    おしりをギュッとつぼめながら浮かせて5秒間止めます。
  3. 5秒間たったらはじめの姿勢に戻ります。

エクササイズ③下部背筋伸張運動

エクササイズイメージ
~腰の筋肉を伸ばす運動(10セット)~
  1. まず仰向けになって、両手で膝を抱える姿勢をとります。
  2. 次に膝を胸につけ、姿勢をそのまま5秒間保ちます。
  3. 5秒間たったらはじめの姿勢にもどります。

筋力をつけるために、無理せず徐々に、なるべく毎日、運動を続けるよう心掛けましょう。
また関節をサポートする、サポーター等を併用することも効果的です。

続いてストレッチをご紹介します。ストレッチする際は息を止めずに、ゆっくり動かすようにします。勢いをつけないように注意しましょう。

エクササイズ④腰のストレッチ

ストレッチイメージ
  1. 仰向けに床に横になり、上体の向きを変えずに、腰から下だけをひねります。
  2. 左右、交互に行ってください。
ストレッチイメージ

※長時間立っていたり座っていたりする仕事の方は、一定時間経過したら図のようなストレッチをしましょう。

  1. 足を肩幅程度に広げ、腰に手をあてて腰を反らせます。
  2. 同じ姿勢で今度は左右に腰を回します。

エクササイズ⑤背筋のストレッチ

ストレッチイメージ
  1. 仰向けになって、両手で膝を抱える姿勢をとります。
  2. 膝を抱えた上体で、おへそをのぞきこむようにゆっくり伸ばします。

エクササイズ⑥おなかのストレッチ

ストレッチイメージ
  1. 仰向けに床に横になり、腰の下に巻いたタオルなどを入れて腰を反らせます。
  2. 息を止めずに、ゆっくり時間をかけておなかを伸ばしましょう。

エクササイズ⑦太もものストレッチ

ストレッチイメージ
前側の筋肉のストレッチ
  1. 片膝を立て、もう片方の足を後ろにひいて、前に出した太ももの上に手をのせます。
  2. 膝に手をついて、ゆっくり上体を前に倒し、太ももの裏側の筋肉を伸ばします。
  3. 片方が終わったら、足を入れ替えてもう片方も同様におこないます。

エクササイズ⑧背骨の前屈・後屈ストレッチ

ストレッチイメージ
  1. 椅子に腰掛け、腰に手をあてます。
  2. はじめに、おへそをのぞきこむように腰を丸めます。
  3. 次に胸を張るように腰を前に反らせます。
  4. 息を止めずにゆっくり繰り返してください。

筋力をつけるために、無理せず徐々に、なるべく毎日、運動を続けるよう心掛けましょう。
また関節をサポートする、サポーター等を併用することも効果的です。

「腰」の痛み診療室

監修医:夏山 元伸
(なつやまもとのぶ)

島脳神経外科整形外科医院副院⾧、内視鏡、腰痛センター⾧

1954年生まれ。1979年東京大学医学部卒業、同医学部付属病院整形外科に入局。1990年関東労災病院スポーツ整形外科、2001年関東労災病院整形外科部⾧。2005年第5回アジア太平洋最小侵襲脊椎手術学会会長。2013年より島脳神経外科整形外科副院⾧、内視鏡、腰痛センター⾧。

腰の痛みを感じたら

はじめに

腰痛は、約1300万人の方が悩まされている、日本でもっとも多い疾患です。
最近では若い女性でも、腰痛で病院を訪れるほどです。
一口に腰痛と言っても様々で、「安静にしていれば痛まない」、「動いている方が痛まない」、「いつもズキズキ痛む」などがあります。
また原因も

  • ①整形外科的要因:骨の変形、先天性、筋肉の疲労、運動不足からくる筋肉の衰え
  • ②内臓疾患
  • ③精神的な要因

など限りなくあります。
専門医の治療が必要な場合もありますが、骨や筋肉などの整形外科的要因から生ずる腰痛は、生活の中での正しい腰痛の対策により予防でき、あるいは痛み始めた場合でも症状を軽くすることができます。
ここでは中高年に多い腰の痛みとその構造、次に症例のメカニズムと治療、ケアについて解説いたします。

腰を痛めやすい人には共通の傾向があります

腰の痛みの原因は様々ですが、なりやすい人には共通の傾向があります。
立ったままその場での作業は、筋肉疲労と不良姿勢(腰の反り返り)によって椎間板(ついかんばん)にかなりの負担がかかるために腰痛になりやすく、またずっと座っている姿勢も、立っている状態より椎間板にかかる負担は大きく、不良な姿勢から腰痛になりやすいといえます。

腰痛になりやすい人には共通の傾向
  • ・同じ姿勢を長時間続けている
  • ・重労働や運動のしすぎで筋肉疲労がある
  • ・運動不足で足腰の筋力が低下している
  • ・きつい下着をつけて血行が悪くなっている
  • ・体がかたく、筋肉が緊張しやすい
  • ・神経質な人は痛みを感じやすい

また軽い腰痛、原因がはっきりしない腰痛などをまとめて、いわゆる「腰痛症」といいます。中腰で重いものを持ったりしたときなど、急に腰が痛くなり動けなくなった状態を一般的に「ぎっくり腰」といいます。

痛みを感じたり、故障が発生したら、すぐに医師の診察を受けることをおすすめします。

体重や筋肉の圧迫による関節への負担は、サポーターを着用することで軽減が期待できます。

腰は負担のかかりやすい部位です

身体を曲げる、反る、ねじるといった動きを担う腰は、5つの骨が積み重なった腰椎(ようつい)と骨盤で構成されています。腰の上半身を支えると同時に、下半身から伝わる衝撃を受け止める役割を持ち、負担のかかりやすい部位です。
正常な脊柱(せきちゅう)はS型にカーブしています。(図1)人間が起立歩行するようになった過程でつくられたのが脊柱のS字カーブ。足から頭への衝撃を吸収し、上半身の柔軟な動きを可能にします。
S字型の脊椎が全身の姿勢バランスをとることで、まわりの筋肉や靭帯(じんたい)の負担が軽減されるのです。
脊柱は、椎骨(ついこつ)と椎間板(ついかんばん)でつくられています。
脊柱は頚椎(けいつい)、胸椎(きょうつい)、腰椎(ようつい)、仙骨(せんこつ)、尾骨(びこつ)からなり、頚椎から腰椎までのひとつずつの骨を椎骨といいます。椎骨と椎骨の間には『椎間板』があり、クッションの役割をはたしています。そして脊柱は筋肉と靭帯のワイヤーロープに支えられています。そのままでは安定せず、靭帯・腹筋・背筋などがワイヤーロープのように脊柱を支え、必要な時にはしなやかな動きに対応しています。そのため、筋力が弱くなると脊柱を十分に支えられず、S字カーブがくずれて腰痛の原因となるのです。その他、痛みが発生する箇所、具合によって中高年の方に起こりやすい症例と、そのメカニズムについて紹介していきます。

体重や筋肉の圧迫による関節への負担は、サポーターを着用することで軽減が期待できます。

腰痛 代表的な症例とケア

椎間板ヘルニア

症例概要(症状・リスク)

腰や臀部(でんぶ)が痛み、下肢にしびれや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなります。
背骨が横に曲がり、動きにくくなり、重いものをもったりすると痛みがつよくなることがあります。
椎間板は線維輪(せんいりん)と髄核(ずいかく)でできていて、背骨をつなぎ、クッションの役目をしています。その一部が出てきて神経を圧迫し症状が出ます。加齢などにより椎間板が変性し断裂して起こりますが、悪い姿勢での動作や作業、喫煙などでヘルニアが起こりやすくなることが知られています。

治療・ケア

痛みが強い時期には、安静を心がけ、コルセットや腰サポーターをつけたりします。また、消炎鎮痛剤の内服や坐薬、神経ブロックを行い、痛みをやわらげます。腰を温めるのも効果的です。痛みが軽くなれば牽引(けんいん)や運動療法を行うこともあります。
前屈みになると椎間板は余計に背中側へ突出しますが、背中を反らすと椎間板にはお腹側へ戻る力が働きますので、背中を反らすストレッチは有効です。
これらの方法でよくならない場合や下肢の脱力、排尿障害があるときには手術をお勧めすることがあります。最近では内視鏡を使った手術も広く行われるようになってきました。

骨粗鬆症

症例概要(症状・リスク)

骨粗鬆症は、痛みが発生しないものが大半です。しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。骨折が生じやすい部位は、背骨、手首の骨などです。
骨折が生じると、その部分が痛くなり動けなくなります。また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身⾧が縮んだりします。
骨の絶対量が減少した状態であり、老人性骨粗鬆症が最も多く、閉経後の女性に多く見られます。 高齢者が軽く尻もちをついただけで強い腰痛を訴えた場合は、骨粗鬆症を起因とした脊椎の圧迫骨折が疑われ、股関節を痛がる場合は、大腿骨の頸部骨折(けいぶこっせつ)が疑われます。

治療・ケア

内服薬や注射(副甲状腺ホルモン)などによる治療を行います。骨折した場合は、それに応じた治療が必要です。閉経後の女性には、整形外科医の定期的な検診をお勧めします。

筋・筋膜性腰痛

症例概要(症状・リスク)

いわゆる腰痛症の中で、筋・筋膜性腰痛症がかなりの割合を占めています。筋膜性腰痛症の症状は動作時の腰痛を主体とし、安静をとると軽減します。腰背筋膜は腰部全体を覆っているので、痛みの部位も骨盤の両脇から、仙骨、背部にいたるまで、さまざまです。
筋・筋膜性腰痛症は筋疲労や姿勢異常(姿勢性腰痛症、静力学的腰痛症)が原因となります。一方、椎間板変性や変形性脊椎症、腰椎分離・すべり症、骨粗しょう症などの原疾患が基盤にあり、二次的に筋・筋膜性腰痛症を起こしている例も少なくありません。

治療・ケア

筋・筋膜性腰痛症は除外診断的な要素が多く、腰椎椎間板ヘルニアや分離症を否定しておく必要があります。 足のしびれや、筋力低下、坐骨神経痛があれば、MRIなどで他疾患を疑う必要があります。筋・筋膜性腰痛症であれば治療はリハビリや薬物療法が主体となります。再発傾向の強い方は原因の精査と治療が必要です。

腰部脊柱管狭窄症

症例概要(症状・リスク)

この病気では⾧い距離を続けて歩くことができません。
もっとも特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
腰部脊柱管狭窄症では腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど症状はありませんが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、太ももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。しかし、すこし前屈みになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。加齢や背骨の病気による影響で変形した椎間板と、背骨や椎間関節から突出した骨などにより、神経が圧迫されます。
脊柱管は背骨、椎間板などに囲まれた脊髄の神経が通るトンネルです。年をとると背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、黄色靱帯が厚くなって神経の通る脊柱管が狭くなり(狭窄)、それによって神経が圧迫され、血流が低下し脊柱管狭窄症が発症します。
椎間板ヘルニアに比べ中高年に発症することが多いようです。

治療・ケア

日常生活上の注意としては、姿勢を正しく保つ事が必要です。神経の圧迫は腰をまっすぐに伸ばして立つと強くなり、前屈みになるとやわらぎますので、歩く時には杖をついたりして腰を少し屈めるようにすると楽に歩けます。また、自転車でのトレーニングも痛みが起こりにくいので、よい運動になります。
治療としてはリハビリテーション、コルセット、神経ブロックや脊髄の神経の血行を良くする薬などがあります。これらで症状が改善することもあります。
しかし、歩行障害が進行し、日常生活に支障が出てくる場合には手術を行うこともあります。また両足に症状が出ている場合には、改善することが少ないので手術を行う場合が多いわけです。最近は内視鏡を使った手術も行われています。

腰椎分離・すべり症

症例概要(症状・リスク)

腰痛の場合と、お尻や太ももの痛みを出す場合があります。痛みは腰椎を後ろにそらせた時に強くなります。多くは体が柔らかい若い時期に、ジャンプや腰の回旋を行うことで腰椎の後方部分に亀裂が入って起こります。
また「ケガ」のように1回で起こるわけではなく、スポーツの練習などで繰り返し、疲労の蓄積などから起こります。分離症が原因となり、その後腰椎の位置がずれ、分離すべり症に進行していく場合があります。

治療・ケア

分離症があっても強い痛みや日常生活の障害なく生活できる場合が大部分です。腹筋・背筋を強化して、一般的な腰痛予防を心がけましょう。
日常生活や仕事に支障が生じれば、神経の圧迫を除去する手術が行われます。

変形性腰椎症

症例概要(症状・リスク)

椎間板が傷み、厚みが減り、椎間板に接した椎体が骨硬化し、前後に骨棘(こつきょく)ができます。後方にある左右の椎間関節も傷んできます。
変形性腰椎症が高じて、脊柱管が狭くなった状態が、腰部脊柱管狭窄症です。腰痛だけでなく、脚のしびれや痛みがでてきたら、この腰部脊柱管狭窄症を考えます。
また、ただ椎間板だけが傷んでいてそこから痛みがでる場合は腰椎椎間板症、傷んだ椎間板が何かのきっかけで膨らんだり飛び出したりして神経を圧迫して脚の痛みがでる状態を椎間板ヘルニアと呼んでいます。

治療・ケア

内服薬は消炎鎮痛剤や筋弛緩剤などを含んだ外用薬、温熱療法などの理学療法などが中心です。また、痛みが強い部位への注射や神経ブロックなどを行うこともあります。痛みは安静で治ることも多く、手術を必要とすることはありません。

「ヒザ」の痛み対策~エクササイズのすすめ

「ヒザ」の痛み対策
~エクササイズのすすめ

監修医:石橋英明
医療法人社団愛友会 伊奈病院 副院長/整形外科部長

膝痛対策エクササイズ

監修医:石橋英明

膝痛対策エクササイズのすすめ

筋力を獲得することが軟骨の磨耗対策に効果的です。
特に、太ももの筋肉(大腿四頭筋:だいたいしとうきん)の強化がポイント。
エクササイズを紹介していきます。

エクササイズ①スクワット

おすすめしているのはスクワットです。大腿四頭筋だけではなく、下肢全体の筋力の効果的なエクササイズになります。

エクササイズイメージ
  1. 足幅を肩幅より広めにとって立った状態から、30度くらい外向きに足先を向けて姿勢よく立ちます。
  2. 5秒ほどかけてゆっくりとしゃがみ、5秒かけてゆっくりと立ちます。この際、腰を後ろに引いて、前傾姿勢になり、膝がつま先よりも前に出ないようにします。
    (しゃがむ際の手の位置は、図のように前に出しても、体の横に下ろしてもどちらでも構いません。)
  3. この動きを5~15回を1セットとして、1日2~3セット行います。
ワンポイントアドバイス

スクワットでも右記のポイントに気をつけていただくと痛みが起こりにくく、膝周囲の筋力強化につながります。

スクワットイメージ

エクササイズ②足上げ運動

筋力が弱く前述のスクワットが行えない場合や、膝の痛みがあり負担の少ないエクササイズを行いたい場合に行うと良いと思います。

エクササイズイメージ
  1. 仰向けに寝て、片方の膝を立てます。
  2. 反対側の足を真っ直ぐに伸ばし、踵が床から10cm程度の高さになるまで上げます。
  3. その状態で5秒間静止し、ゆっくり元に戻します。両足とも、20回行います。

※筋肉がついて、楽にできるようになったら、足首に0.5Kg~1.0Kgのおもりをつけて行ってみましょう。

エクササイズ③椅子を使った足上げ運動

エクササイズイメージ
  1. 椅子に深く腰かけ、膝を90度に曲げます。
  2. 片足の膝を伸ばしながら、ゆっくり上げていきます。
    しっかり膝を伸ばしたら、足首をグッと反らせます。
  3. 膝を伸ばして足首を反らせた状態で5秒間静止し、ゆっくりと元に戻します。両足とも、20回行います。

※筋肉がついて、楽にできるようになったら、足首に0.5Kg~1.0Kgのおもりをつけて行ってみましょう。

筋力をつけるために、無理せず徐々に、なるべく毎日、運動を続けるよう心掛けましょう。
また関節をサポートする、サポーター等を併用することも効果的です。

「ヒザ」の痛み対策 ~サポーターのすすめ

「ヒザ」の痛み対策
~サポーターのすすめ

監修医:石橋英明
医療法人社団愛友会 伊奈病院 副院長/整形外科部長

サポーターのすすめ

監修医:石橋英明

膝の曲げ伸ばしに不自由を感じたら、膝サポーターをお勧めします。

O脚変形の強い方や膝の曲げ伸ばしに不自由を感じる方には、サポーターの着用をお勧めします。サポーターを着用することにより、不安定な関節を“ある程度”安定させ、関節面への負担を軽減することができます。筋力の獲得の過程で不安定な関節を安定させ、軟骨への負担を抑え、痛みのコントロールをしながら上手に活用してください。 サポーターには、目的に応じていくつかのタイプがあります。御自身の症状に合う製品を使用することが重要です。

  • サポーターイメージ

    ①圧迫機能

    サポーター本体で膝を圧迫することで関節を安定させます。

  • サポーターイメージ

    ②支持・安定機能

    ステー(支柱)によって関節のグラつきを抑え、膝のスムーズな動きを助けます。

  • サポーターイメージ

    ③保温機能

    膝を温めることで血液の循環がよくなり、筋肉の緊張をほぐします。

より専門的な相談やお悩みについては整形外科医に相談すると適切な助言が得られると思います。

サポーターの正しいつけ方
(※MEDIAID しっかりガード ヒザの場合)

  • サポーターイメージ

    ①サポーターを膝裏に当てます。

    膝をまっすぐに伸ばして、膝穴の位置と膝のお皿が合うように、膝裏にサポーターを当てます。

  • サポーターイメージ

    ②適度な圧迫になるように上下の面ファスナーをとめます。

    上下それぞれの面ファスナーを止め、適度な圧迫になるまでそれぞれの面ファスナーをとめ直します。

  • サポーターイメージ

    ③膝をまっすぐに伸ばして、サポーターを上下に引っ張り、たるみを直します。

    膝の前だけでなく、後ろのたるみもしっかり伸ばしてください。

膝サポーターは正しくつけてこそ、その機能を発揮します。
ポイントを押さえて正しく装着しましょう。

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